64層積層プロセスを用いた3次元フラッシュメモリを搭載したSATA クライアントSSDの出荷について

  • 2017年 8月 8日
  • 東芝メモリ株式会社

当社は、64層積層プロセスを用いた3ビット/セル(TLC)の3次元フラッシュメモリ「BiCS FLASH™」を搭載したSATAクライアントSSD 「SG6シリーズ」を開発し、本日から一部のPC OEM向けにサンプル出荷を開始します。2017年第4四半期(10月~12月)以降、順次出荷を拡大していく予定です。

「SG6シリーズ」はSATA Revision 3.3、6.0Gbit/sのインタフェーススピードに対応し、シーケンシャルリード性能:550MB/s[注1]、シーケンシャルライト性能:535MB/s[注1]を実現します。また、フラッシュメモリマネジメントの改良、およびBiCS FLASH™の採用などにより動作時の消費電力を前世代製品[注2]から最大で約40%低減し、モバイルPCなどのバッテリー寿命の向上に貢献することが可能です。

クライアントSSD「SG6シリーズ」

新製品は、256GB、512GB、1024GB[注3]の三つの容量を、ハードディスクドライブ(HDD)との互換性がある2.5型(7 mm厚)タイプと、メインストリームモバイルPCに適用するM.2 2280フォームファクタ[注4]でラインアップします。さらにセキュリティを重視するユーザー向けにTCG Opal 2.01の自己暗号化機能付きモデル[注5]もオプションで用意します。

また新製品は、エラー訂正や信頼性向上のための当社独自開発技術である「QSBC™」を採用し、効率的でより精度の高い処理を実現しています。

なお、「SG6シリーズ」は米国サンタクララで開催される「Flash Memory Summit 2017」の#407ブースで8月8日から10日まで展示します。

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[注1]記録容量1024GBのモデルに対して、128KiB単位でのリード/ライトを当社の試験環境において実施した際の性能です。性能は容量によって異なります。1MB(1メガバイト)=1,000,000(10の6乗)バイトによる算出値です。1KiB(キビバイト)=1024(2の10乗)バイトによる算出値です。該当性能はリファレンス・データとして製品仕様書に記載する性能と異なる可能性があります。
[注2]「SG5シリーズ」
[注3]記憶容量:1GB(1ギガバイト)=1,000,000,000(10の9乗)バイトによる算出値です。1GB=1,073,471,824(2の30乗)バイトによる算出値をドライブ容量として用いるコンピューターオペレーティングシステムでは、記載よりも少ない容量がドライブ容量として表示されます。ドライブ容量は、ファイルサイズ、フォーマット、セッティング、ソフトウェア、オペレーティングシステム およびその他の要因で変わります。
[注4]256GBモデル及び512GBモデルのフォームファクタはM.2 2280-S2、1024GBモデルのフォームファクタはM.2 2280-D2です。
[注5]自己暗号化機能付きモデルのラインアップは、地域によって異なります。

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SSD営業推進統括部
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